
創業文化元年
旧岡藩御用菓子司
但馬屋は、創業一八〇四年
大分県下で一番古い和菓子舗でございます。
初代 但馬屋幸助は
但馬の国(現兵庫県)朝来の生まれ。
京都伏見の駿河屋で修行いたしました。
岡藩主中川公に召されて
御用菓子司となりましてから
生国を屋号に「但馬屋」とし
今日に至っております。

多くの茶人に支えられてきた
但馬屋老舗の茶室。
表瓦積塀には西南の役で焼け残った
古い土瓦を使用。
筑後百六十余年の時が
静かに流れます。
茶室は、 四月「岡城桜まつり」
十一月「竹田祭」「竹楽」のみ開門

表瓦積壁は、西南の役で焼け残った古い土瓦

10月〜11月まで限定販売の竹田荘
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幔幕
この幔幕は江戸時代に中川公より戴いたものです。
向かって左下には板井氏
また上部の二か所に家紋が入っております。
現在はお正月など慶事の時にだけ張っております。 -
三笠野 火鉢
かつて三笠野を焼いていた火鉢です。
火をおこし、炭で焼いていました。
第二次世界大戦時、金属類回収令により一旦は手放さざるを得ず
終戦後、この火鉢と餡練りの鍋二個などを戻してもらい
商売を再開しました。 -
お雛さま
江戸時代後期に作られたこの雛人形は毎年2月中旬から3月初旬まで但馬屋本店に飾られます。
あちらこちらに年月が感じられますが
そのお顔立ちは凛として穏やかです。 -
暖簾
但馬屋幸助の暖簾は初代幸助の時代に作られたものです。
御用商人でしたので御用と入っております。
明治10年の西南戦争で竹田の町が戦火に見舞われた折には裃やお位牌などとともに持ち出し今もこうして残っております。
代々、大切に守っております
数少ない家宝の一つでございます。
会社概要
社名 | 有限会社 但馬屋老舗 |
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創業 | 1804年 |
代表 | 代表取締役 板井良助 |
本社・工場 | 〒878-0012 大分県竹田市竹田町40番地 |
電話番号 | 0974-63-1811 |
事業内容 | 和菓子製造販売 |
The Wonder 500 認定商品「荒城の月」は、日本が誇るべきすぐれた地方産品を発掘し、世界に広く伝えていくプロジェクト「The Wonder 500TM」(経済産業省補助事業)に認定されました。
- 100年企業顕彰(主催:100年経営の会/後援:経済産業省)第3位
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